ミノルタのオールドレンズであるMINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7で近所の農道を散歩してきました。
せっかく買ったこのレンズ…イマイチ活かしきれず、実は持て余していました。
色んなものを撮ってみるけれど、どうもしっくりしない。
ザ・オールドレンズというような写真を撮ることができなかったのです。
しかし、今回の農道散歩で撮ってみると初めてお気に入りの写真を撮ることができました。
MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7の使い方が分かった気がするので作例アップと共にレンズの特性をご紹介します。
MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7の撮り方
MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7について
国産メーカー「ミノルタ」より1966年に発売されたレンズです。
オールドレンズ界隈では同じミノルタのレンズである緑のロッコールこと「MINOLTA MD 50mm F1.7」の方が有名かもしれません。
私はヤフオクで購入し、送料込みで3,480円でした。
マウントアダプターはこちらです。
これさえあれば、ザ・オールドレンズな写真が撮れる!と思ってましたがそうはいきませんでした。
MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7の作例
今回使用したカメラは 「nikon Z5」です。

MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7/nikon Z5
さて、とりあえず撮ってみた一枚です。
うーん
空の色も山の色もそれなりに出ているけど、あまりグッとこない。

MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7/nikon Z5
コスモスを撮ってみても、うーん…くっきり色も出てるんだけど。

carl zeiss jena flektogon 35mm f2.4/nikon Z5
ちなみに、こちらはcarl zeiss jena flektogon 35mm f2.4で撮影したコスモスです。
別の場所のコスモスですが、寄れるレンズということもあり同じコスモスでも違う雰囲気の写真を撮ることができます。
やはりこのMINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7は私は使いこなせないなと思いました。
が、
いろいろ写真を撮っていると

MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7/nikon Z5
好条件が重なってこの日一番お気に入りの写真が撮れました。
主役は名前も分からない山沿いに生えていた木とそれに絡まったツタっぽい植物ですが、逆光で発生したフレアとゴーストで雰囲気のある写真になりました。
このレンズを活かす条件は逆光+玉ボケ+露出オーバー気味に撮ることかもしれない。

MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7/nikon Z5

MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7/nikon Z5

MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7/nikon Z5
同じ条件で撮ってみました。
しかし太陽が隠れてしまいあまりフレアは出てくれませんでした。
あと太陽は昼間の真上にある時よりも、午前中や夕方の横からの光の方がフレアが出やすいかもしれない。
また、昼は太陽光が強すぎるので、カメラのレンズを太陽に向けると目とセンサーを痛める可能性があります。ご注意ください。

MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7/nikon Z5
秋らしく赤とんぼ。
今日はレンズの特性に合った撮り方というのがあることが分かり大収穫でした。
ふわふわっとした写真を撮りたい時はこのレンズ、シャキッとした写真を撮りたい時はこのレンズを使い分けるの楽しそう。
そしてそれこそがオールドレンズを使う醍醐味ですね。
ますますレンズ沼にハマってしまいそう…。
MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7のレビューまとめ
MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7の特徴は
- コントラストは甘め
- 逆光に弱い(フレアやゴーストが出る)
- F値が1.7なのでとろとろにぼけてくれる
この点を活かすと、雰囲気のある幻想的な写真を撮ることができる。
そのために必要な条件は
- 逆光で撮る
- 玉ボケが出来そうな背景
- 明るめに撮る(明るめにRAW現像する)
他にこのレンズを活かせる条件が分かったら追記します。
最後までご覧いただきどうもありがとうございました。